日本の神話

スサノオとアマテラスは夫婦?2柱の本当の関係性を徹底解説!

スサノオとアマテラスは夫婦?2柱の本当の関係性を徹底解説!

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日本の神話に登場する神様たちの物語って、とても壮大で魅力的ですよね。
でも、神様同士の関係性が少し複雑で「これってどういうことなんだろう?」と戸惑ってしまうことも多いかもしれませんね。
特に、とても有名な神様であるお二柱について、「スサノオ アマテラス 夫婦って本当なのかな?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
神話のなかで一緒に語られることが多いからこそ、気になりますよね。
実は、多くの人が同じように感じて、お二人の本当の関係性について調べているんですね。
この記事では、そんな神話のちょっとした疑問について、読者の皆さんと一緒に優しくひも解いていきたいと思います。
この記事を最後まで読んでいただければ、神様たちの本当の関係や、なぜそのような誤解が生まれやすいのかがスッキリとわかって、神社にお参りに行くのがもっと楽しくなるかもしれませんよ。
神話の世界は知れば知るほど奥深いので、ぜひ一緒に楽しんでいきましょうね。

スサノオさんとアマテラスさんは夫婦ではなく姉弟関係なんです

スサノオさんとアマテラスさんは夫婦ではなく姉弟関係なんです

まず最初に、一番気になっている疑問にお答えしますね。
ズバリ言ってしまうと、スサノオさんとアマテラスさんは夫婦ではなく、姉と弟の関係とされています。
日本の神話が書かれている「古事記」や「日本書紀」といった古い書物でも、お二人は同じお父さんから生まれた姉弟としてしっかりと描かれているんですね。
アマテラスさんがお姉さんで、スサノオさんが弟という間柄になります。

神様の世界では、きょうだい同士で夫婦になるというお話も時々あるので、「もしかしてこの二人も?」と考えてしまうのは、ごく自然なことかもしれませんね。
それに、お二人は神話のなかでとてもドラマチックなやり取りをしているので、それが夫婦のような特別な絆に見えてしまうこともあるのかもしれません。
ですが、少なくともこのお二柱に関しては、夫婦という結びつきではなく、それぞれの役割を持った「特別な姉弟」として存在していると言われています。
太陽のように明るく世界を照らすお姉さんのアマテラスさんと、力強くも少し感情の起伏が激しい弟のスサノオさん。
正反対の性格を持っているからこそ、物語のなかでぶつかり合ったり、誤解が生じたりして、私たちの心を惹きつけるのかもしれませんね。

では、なぜ夫婦だと思ってしまう人が多いのでしょうか。
そこには、神話ならではの不思議で神秘的なエピソードが隠されているんですね。
次の章で、その理由についてもっと詳しく見ていきましょうね。

なぜ夫婦だと誤解されやすいの?本当の関係性を詳しく解説します

なぜ夫婦だと誤解されやすいの?本当の関係性を詳しく解説します

スサノオさんとアマテラスさんが夫婦ではないということはわかりましたが、「じゃあ、どうして夫婦だと勘違いされやすいのかな?」と、また新たな疑問が浮かびますよね。
これって気になりますよね。
実は、神話のなかの有名なエピソードが、この誤解を生む大きな理由になっているかもしれないんです。
ここでは、その背景を3つのポイントに分けて、一緒にゆっくりと読み解いていきましょう。

夫婦だと勘違いされやすいのは「誓約(うけい)」が理由かもしれません

お二人が夫婦だと思われやすい最大の理由は、もしかしたら「誓約(うけい)」という儀式のせいかもしれませんね。
この「誓約」というのは、古代の日本で行われていた「神様の意思を問う占い」のようなものなんですね。
お互いの心が正しいかどうかを証明するための、とても神聖な裁判のような儀式だったと言われています。

この儀式のなかで、アマテラスさんとスサノオさんは、お互いの大切な持ち物を交換します。
そして、その持ち物を噛み砕いて息を吹きかけると、なんとそこから新しい神様たち(子供たち)が誕生したんですね。
アマテラスさんの息からは男の神様が5柱、スサノオさんの息からは女の神様が3柱生まれました。
この「二人の持ち物を交換して、新しい命(神様)が生まれた」という神秘的な出来事が、現代の私たちの感覚からすると「二人の間に子供ができた=夫婦なのかな?」というイメージに繋がってしまうのかもしれませんね。

でも、これはあくまで「お互いの心が清らかであること」を証明するための占いであって、夫婦としての愛の結晶というわけではないと言われているんです。
神話の時代の占いって、スケールが大きくて本当に驚かされますよね。
こういう不思議なエピソードがあるからこそ、色々な解釈が生まれて、物語がより深く豊かなものになっているのだと思います。

そもそもは同じ父親から生まれた姉弟なんですね

誤解を解くためのもう一つの大切なポイントは、お二人のルーツにあります。
スサノオさんとアマテラスさんは、どちらもイザナギさんという同じお父さんから生まれたとされています。
イザナギさんが黄泉の国(死者の世界)から帰ってきて、川で体の汚れを洗い流す「禊(みそぎ)」を行ったときに、お二人は誕生したんですね。

このとき、イザナギさんの左目から生まれたのがアマテラスさん、そして鼻から生まれたのがスサノオさんでした。
ちなみに、右目からはツクヨミさんという夜を治める神様が生まれていて、この三柱の神様は「三貴子(さんきしん)」と呼ばれる、とても尊い特別なきょうだいなんですよ。
同じお父さんの体から生まれた正真正銘の姉弟であるという事実を知ると、「夫婦ではないんだな」と、スッと腑に落ちるかもしれませんね。

目や鼻から神様が生まれるなんて、私たちからするとびっくりするようなお話ですが、神様の世界では「清らかな水で清める」という行為から、これほどまでに偉大な存在が生まれると信じられていたんですね。
そんな神秘的な誕生の背景を知ると、お二人の関係性がより尊いものに感じられませんか。

神話の世界における「家族」の捉え方の違い

そしてもう一つ、私たちが少し戸惑ってしまう理由として、現代と古代の「家族のあり方」の違いがあるかもしれません。
神話の世界では、神様同士の結婚や家族の形が、今の私たちの常識とは少し違うことがよくあるんですね。
たとえば、お二人の両親であるイザナギさんとイザナミさんは、実は兄と妹でありながら夫婦となって、日本の国やたくさんの神様を産んだとされています。
こういうエピソードを聞くと、「じゃあ、アマテラスさんとスサノオさんも夫婦になる可能性があるのでは?」と考えてしまうのも無理はありませんよね。

でも、神話の物語を丁寧に読み進めていくと、スサノオさんには後で別の素敵な奥さんができるんですね。
出雲の国に降り立ったあとに、クシナダヒメさんという可愛らしい女性と出会い、正式に夫婦となります。
このことからも、アマテラスさんとはあくまで「天の国を治める姉」と「それを支えたり、時に困らせたりする弟」という立ち位置であったことがよくわかります。
神話って、少し複雑なところもありますが、こうやってパズルを解くように関係性を見ていくと、とても面白いと思いませんか。

2柱の神様の関係性がわかる具体的なエピソードをご紹介します

2柱の神様の関係性がわかる具体的なエピソードをご紹介します

ここまで、お二人が姉と弟である理由をお話ししてきましたが、実際にどんなやり取りがあったのか気になりますよね。
神話のなかには、二人の性格や絆がよくわかる、まるでドラマのようなエピソードがたくさん残されているんです。
ここからは、お二人の関係性をより深く理解できる具体的なお話を、3つの場面に分けてご紹介していきますね。
まるで昔話を聞くような気持ちで、リラックスして読んでみてください。

エピソード1:誕生の瞬間と与えられた役割の違い

まずは、お二人が生まれたばかりの頃のお話から始めましょう。
イザナギさんの禊(みそぎ)によって誕生した三貴子(アマテラスさん、ツクヨミさん、スサノオさん)は、お父さんからそれぞれ違う世界を治めるように言いつけられました。

お姉さんのアマテラスさんは、キラキラと輝く天の国である「高天原(たかまがはら)」を治めるように頼まれました。
そして、弟のスサノオさんは、広大な「海原(うなばら)」を治めるように言われたんですね。
それぞれ違う領地を任された姉と弟、というスタートラインだったんです。

ところが、スサノオさんは海を治める仕事を全くしないで、お母さん(イザナミさん)がいる黄泉の国に行きたいと言って、大人になってもわんわん泣いてばかりいました。
その泣き声のせいで、海や山が枯れてしまい、世界中に悪い神様がはびこってしまったと言われています。
これに怒ったお父さんのイザナギさんは、スサノオさんを追放してしまうんですね。
立派に天の国を治めているしっかり者のお姉さんと、お母さん恋しさに泣いてばかりの少し困った弟。
この対照的な性格が、のちの大きなトラブルの種になってしまうのかもしれませんね。

エピソード2:緊迫の対面!高天原での誓約(うけい)

追放されてしまったスサノオさんは、「お母さんのところに行く前に、お姉ちゃんに挨拶をしておこう」と考え、アマテラスさんのいる高天原へ向かいました。
しかし、スサノオさんが歩くたびに山が響き、大地が揺れ動いたため、アマテラスさんは大きな勘違いをしてしまいます。
「あの乱暴な弟が、私の国を奪いに攻めてきたに違いない!」と疑ってしまったんですね。
アマテラスさんは弓矢を持ち、男のように髪を結って、完全武装で弟を待ち構えました。
お互いに緊張感が走る、ハラハラするような場面ですよね。

ここでスサノオさんは、「僕にそんな悪い心はありません!」と必死に訴えます。
その証明として提案したのが、前の章でもお話しした「誓約(うけい)」という占いだったんです。
お互いの持ち物(アマテラスさんの勾玉と、スサノオさんの剣)を交換し、そこから神様を生み出すことで、心に邪気がないことを証明しようとしました。

結果として、スサノオさんの剣からは清らかな三柱の女神が生まれたため、「悪い心がない証拠だ」と認められ、スサノオさんは見事この裁判に勝利しました。
弟の純粋な気持ちが証明されて、アマテラスさんもきっとホッとしたのではないでしょうか。
夫婦の営みではなく、こういった命がけの対決と占いのなかで新しい神様が生まれたからこそ、お二人の間には強い因縁が生まれたのかもしれませんね。

エピソード3:その後の別れとスサノオさんの出雲での活躍

誓約に勝って疑いが晴れたスサノオさんは、高天原に留まることを許されました。
でも、ここからがまたスサノオさんの困ったところで、勝利にすっかり安心したのか、とんでもない悪戯を繰り返すようになってしまいます。
田んぼのあぜ道を壊したり、神聖な機織り小屋に皮を剥いだ馬を投げ込んだりと、やりたい放題だったそうです。
これには、最初は弟をかばっていたアマテラスさんも耐えきれず、ショックのあまり「天岩戸(あまのいわと)」という洞窟に引きこもってしまいました。
太陽の神様が隠れてしまったことで、世界は真っ暗になり、たくさんの災いが起きてしまったと言われています。

他の神様たちの協力でなんとかアマテラスさんは洞窟から出てきてくれましたが、この事件の責任を問われ、スサノオさんは髪や爪を抜かれるという厳しい罰を受け、ついに高天原から完全に追放されてしまいました。
こうして、お二人は離れ離れになってしまったんですね。

しかし、物語はここで終わりません。
地上(出雲の国)に降りたスサノオさんは、そこで恐ろしい怪物であるヤマタノオロチを退治し、生贄にされそうになっていた美しい娘、クシナダヒメさんを助け出します。
そして、見事に彼女と結婚し、地上で立派な国造りの祖となるんですね。
やんちゃで問題ばかり起こしていた弟が、地上で本当の愛を見つけて立派な英雄へと成長する姿は、私たちに勇気を与えてくれると思いませんか。
高天原で輝き続けるお姉さんと、地上で英雄となった弟。
別々の道を歩むことになりましたが、それぞれが日本の国にとってなくてはならない偉大な神様になっていったんですね。

スサノオとアマテラスの本当の関係についてのまとめ

スサノオとアマテラスの本当の関係についてのまとめ

ここまで、お二柱の神様のエピソードをゆっくりとたどってきましたが、いかがでしたでしょうか。
お話を通して、お二人の複雑で魅力的な関係性が少しずつ見えてきたのではないかと思います。
ここで一度、この記事でお話しした大切なポイントをまとめてみますね。

  • スサノオさんとアマテラスさんは夫婦ではなく、同じ父親(イザナギさん)から生まれた姉と弟である。
  • アマテラスさんがお姉さんで、スサノオさんが弟という関係性。
  • 夫婦だと誤解されやすいのは、「誓約(うけい)」という占いの儀式で、二人の持ち物から新しい神様(子供)が生まれたため。
  • 神話のなかでは、スサノオさんは出雲に降りた後、クシナダヒメさんという女性と正式に夫婦になっている。
  • 天の国を治めるしっかり者の姉と、荒々しいけれど純粋な弟という対照的な二人が、ぶつかり合いながらも神話の重要な物語を紡いでいる。

「スサノオ アマテラス 夫婦」というキーワードで検索して、この記事にたどり着いてくださったあなたも、もしかしたら少しモヤモヤしていた疑問がスッキリしたのではないでしょうか。
夫婦ではなかったけれど、お互いに強烈に意識し合い、運命を大きく動かした姉と弟だったんですね。
神様も私たち人間と同じように、家族との関係で悩んだり、誤解ですれ違ったり、そして成長していくのだと思うと、なんだかとても親近感が湧いてきませんか。
遠い昔に書かれた神話が、今を生きる私たちの心にも響くのは、こうした人間くさい(神様くさい?)ドラマが詰まっているからかもしれませんね。

神話の世界をもっと身近に感じてみませんか?

神話の世界をもっと身近に感じてみませんか?

日本の神話について知ると、普段何気なく通り過ぎている神社や、そこでお祭りされている神様たちのことが、少しだけ違って見えてくるかもしれません。
「あ、ここはアマテラスさんをお祀りしているんだな」「ここはスサノオさんが英雄になった場所に関係しているのかな」なんて想像するだけで、お出かけがグッと楽しくなりますよね。
そう思いませんか?

もし、今回のお話でスサノオさんやアマテラスさんに興味を持っていただけたなら、ぜひお二人に縁のある神社に足を運んでみてはいかがでしょうか。
アマテラスさんをお祀りする三重県の伊勢神宮や、スサノオさんを主祭神とする島根県の八重垣神社、あるいは全国にある八坂神社など、お二人を感じられる場所は日本中にたくさんあります。
神話のエピソードを思い出しながら境内に立つと、きっと今までとは違う心地よい空気を感じられるはずです。

「夫婦なのかな?」という小さな疑問から、こんなにも深く壮大な物語に出会うことができました。
私たちの国には、まだまだ面白い神話や伝説がたくさん眠っています。
これをきっかけに、ぜひご自身のペースで神話の世界に触れてみてくださいね。
きっと、あなたの毎日を少しだけ豊かでミステリアスに彩ってくれるはずですよ。
私たちも一緒に、これからも日本の神々が織りなす素敵な物語を楽しみながら学んでいけたら嬉しいです。