
「最近なんだかツイてないかも…」「厄払いをしてスッキリしたいな」なんて思うこと、ありますよね。
または、「素敵なご縁に恵まれたい!」と、休日にパワースポット巡りを計画している方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな時にぜひおすすめしたいのが、日本の神話でも大活躍する「スサノオノミコト(素盞嗚尊)」をお祀りしている神社です。
ヤマタノオロチという恐ろしい怪物を退治した力強いエピソードは、きっと多くの方がご存知ですよね。
その圧倒的なパワーから、厄除けや悪疫退散の神様として古くから信仰されてきました。
さらに、助け出した奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)と結ばれたことから、縁結びのご利益もあるとされているんですよ。
「でも、都内でスサノオノミコトをお祀りしている神社って、どこにあるんだろう?」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
実は、東京にはスサノオノミコトをお祀りする神社が数多く存在しているんです。
この記事では、都内にあるスサノオノミコトの神社の特徴や、名前(社号)に隠された歴史のルーツ、そして代表的なおすすめ神社をわかりやすくご紹介していきますね。
最後まで読んでいただければ、きっと今週末にでも足を運びたくなる、あなたにぴったりの素敵な神社が見つかるはずですよ。
都内のスサノオノミコト信仰は「神社の名前」に注目!

東京でスサノオノミコトをお祀りしている神社を探そうとすると、少し不思議なことに気づくかもしれません。
「スサノオ神社」という名前の神社だけではなく、まったく別の名前の神社にスサノオノミコトがいらっしゃるケースがとても多いんですね。
実は、東京(昔の武蔵国ですね)では、スサノオノミコトをお祀りする神社がいくつかの「グループ」のようなものに分かれています。
代表的なものだけでも、「氷川神社」「須賀神社」「八坂神社」「八雲神社」「津島神社」など、本当に様々な名前(社号)があるんです。
名前は違っても、お祀りされているメインの神様は同じスサノオノミコトであることが多いんですよ。
「どうして同じ神様なのに、神社の名前がバラバラなの?」と、なんだか不思議に思いませんか?
でも、これには日本の長い歴史と信仰の広がりが深く関わっているんです。
この名前の違いを知るだけでも、神社巡りが何倍も楽しくなるはずですよ。
同じ神様なのに、どうして神社の名前が違うの?

それでは、なぜ同じスサノオノミコトをお祀りしているのに、神社によって名前が異なるのでしょうか。
その秘密は、「どこから神様をお招きしたか(勧請元)」というルーツの違いにあると言われています。
神社というものは、昔から有名な大社や本宮から、神様の分霊(わけみたま)を地元の村や町にお招きして建てられることがよくありました。
これを「勧請(かんじょう)」と呼ぶのですが、スサノオノミコトの場合、日本全国にいくつか大きな信仰の拠点があったんですね。
例えば、埼玉の大宮にある大きな氷川神社から神様をお招きした場合は「氷川神社」という名前になります。
一方で、京都の有名な祇園社(現在の八坂神社)からお招きした場合は「八坂神社」と呼ばれるようになるんです。
他にも、島根の出雲地方からだったり、愛知の津島地方からだったりと、それぞれの土地の歴史的背景や信仰のルートによって、名付けられる社号が変わっていったとされています。
また、少し歴史の深いお話をすると、昔の日本では「牛頭天王(ごずてんのう)」という疫病を防ぐ仏教系の神様と、スサノオノミコトが同じ存在として考えられていた時代がありました(神仏習合と呼ばれます)。
その後、明治時代になって神様と仏様を分けることになった際、牛頭天王をお祀りしていた神社が、正式に「スサノオノミコト」をご祭神とする神社へと変わっていったという歴史もあるんですね。
だからこそ、今の東京には様々な名前のスサノオ系神社が存在しているんです。
それぞれの神社がどんなルートを辿って今の場所にあるのか、想像するだけでもロマンを感じますよね。
東京で見つける!代表的な5つの系統とおすすめ神社

ここからは、実際に東京で見つけることができるスサノオノミコトの神社を、5つの代表的な系統に分けてご紹介していきますね。
あなたのお住まいの近くにも、もしかしたら該当する神社があるかもしれませんよ。
1. 都内で一番よく見かける「氷川神社」系統
東京にお住まいの方なら、「氷川神社」という名前を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
実は、都内でスサノオノミコトをお祀りする神社として、最も数が多いのがこの氷川神社系統だと言われています。
ルーツは、埼玉県大宮にある武蔵国一宮「氷川神社」です。
ここから分霊された神社が、荒川流域を中心とする東日本、特に埼玉や東京にたくさん建てられました。
最近、衛星データを使って東京の神社を調べた面白い調査結果が話題になったのですが、それによると足立区だけでも「千住氷川神社」や「千住本氷川神社」など、15社もの氷川神社が密集しているそうです。
昔から水害の多かった川沿いの地域で、水を司る荒ぶる神であるスサノオノミコトに平穏を祈ったのかもしれませんね。
都内でおすすめの氷川神社といえば、港区にある「赤坂氷川神社」が有名です。
こちらは厄除けはもちろんですが、スサノオノミコト、奥様の奇稲田姫命、そして大己貴命(おおなむちのみこと)という「縁結びトリオ」がお祀りされていることから、若い世代を中心に縁結びのパワースポットとして大人気なんですよ。
緑豊かな境内は、都会の真ん中とは思えないほど静かで癒される空間です。
2. 出雲の信仰がルーツ「須賀神社」系統
次にご紹介するのは「須賀神社」系統です。
こちらは、スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治した後に、「気分がすがすがしい」と言って宮殿を建てた出雲の「須賀」という地名に由来しているとされています。
元々は出雲地方から直接お招きされた牛頭天王をお祀りする神社だったものが、後にスサノオノミコトへと習合していった歴史があります。
都内では、氷川神社に次いで多い社号とも言われていて、大きな神社の境内にある小さな神社(境内社)として「須賀神社」がお祀りされていることもよくあるんですね。
有名なところでは、新宿区四谷にある「須賀神社」があります。
大ヒットしたアニメ映画のラストシーンで、主人公たちがすれ違うあの有名な階段がある神社、と言えばピンとくる方も多いのではないでしょうか。
あちらもスサノオノミコトをお祀りする立派な神社なんですよ。
3. 荒川周辺で出会える「八雲神社」系統
「八雲神社」も、スサノオノミコトをお祀りする代表的な系統の一つです。
名前の「八雲」は、スサノオノミコトが奇稲田姫命と結婚した際に詠んだ「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」という日本最古の和歌に由来していると言われています。
なんだか、とってもロマンチックなルーツですよね。
こちらも出雲系の牛頭天王信仰からスサノオノミコトへと変遷した系統で、東京では江戸川区や、北区の赤羽・十条など、荒川流域に多く見られるとされています。
お散歩の途中で「八雲神社」を見つけたら、ぜひ夫婦円満や縁結びをお願いしてみてはいかがでしょうか。
4. 京都の祇園信仰を受け継ぐ「八坂神社」系統
続いては「八坂神社」系統です。
八坂神社と聞くと、京都の祇園にある総本社を思い浮かべる方が多いですよね。
京都からお招きされた牛頭天王をお祀りする神社がルーツとなっており、「祇園信仰」とも呼ばれます。
実は、東京に「八坂神社」というズバリそのものの名前がついた神社は、大泉や新小岩、永田町、清川など、意外と限られているとされています。
ただ、広い意味での「祇園社系(八坂系)」として、境内社などもすべてカウントしていくと、なんと東京には89件もの八坂神社が存在するという驚きのデータもあるんです。
京都の雅な文化や疫病よけの信仰が、江戸の町にもしっかりと根付いていたことがわかりますね。
5. 東京では少しレアな存在「津島神社」系統
最後にご紹介する系統は「津島神社」です。
こちらは、愛知県津島市にある津島神社からお招きされた牛頭天王系の神社です。
織田信長など、戦国武将たちからも深く信仰されたことで知られていますよね。
ただ、東京においては非常に数が少なく、現在確認されているだけでも2社程度しかないという、かなりレアな系統とされています。
もし東京で津島神社を見つけることができたら、それだけで何か良いことが起こりそうな気がしませんか?
【特別編】スサノオのお名前そのまま!南千住の「素盞雄神社」
これまで5つの系統をご紹介してきましたが、東京には「社名もご祭神も、まさにスサノオノミコトど真ん中!」という素晴らしい神社があるんです。
それが、荒川区南千住にある「素盞雄(すさのお)神社」です。
東京のスサノオ信仰を語る上で、絶対に外せない一社なんですよ。
- 由緒と歴史の深さ
創建はなんと延暦14年(795年)と伝えられており、平成7年には「御鎮座1200年祭」が盛大に行われたほどの古社です。 - 広大な氏子区域
南千住・三ノ輪・三河島・町屋など、なんと61ヶ町もの地域の鎮守様として親しまれていて、荒川区で最も広い氏子区域を持っているとされています。 - 悪疫退散の強いご利益
毎年6月3日に行われる例祭「天王祭(てんのうさい)」は活気に溢れ、古くから悪疫退散・厄除けの神様として地元の人々に深く信仰されてきました。
南千住駅から徒歩8分ほどでアクセスできるので、下町情緒あふれる街並みを楽しみながらお参りするのもおすすめです。
「厄をしっかり払って、新しい一歩を踏み出したい!」という方には、ぜひ一度訪れてみていただきたい力強いパワースポットです。
歴史とルーツを知れば、東京での神社巡りがもっと豊かに

いかがでしたでしょうか。
同じスサノオノミコトをお祀りする神社でも、勧請元や歴史的背景の違いによって、氷川・須賀・八坂・八雲・津島といった様々な社号が存在することがわかりましたよね。
「この神社は京都から来たのかな?」「ここは出雲の信仰がルーツかもしれないな」
そんな風に想像を膨らませながら鳥居をくぐると、いつもの神社巡りがまるで歴史ミステリーを紐解くような、ワクワクする体験に変わるはずです。
厄除けや縁結びといったご利益はもちろんですが、その土地が持つ歴史の息吹を感じられるのも、神社参拝の素晴らしい醍醐味ですよね。
今度の休日は、近くのスサノオノミコトに会いに行きませんか?

ここまで読んでくださったあなたは、きっとスサノオノミコトの持つ力強いパワーや、神社の奥深い魅力に惹かれているのではないでしょうか。
東京には、都心から少し離れた下町の神社から、ビルの谷間にひっそりと佇む神社まで、本当にたくさんのスサノオ系神社があります。
「最近、ちょっと疲れが溜まっているな」
「新しい出会いやご縁を引き寄せたいな」
もしそんな風に感じているなら、ぜひ今度の週末、カメラや御朱印帳を持って、お近くの氷川神社や八坂神社、あるいは思い切って南千住の素盞雄神社へお出かけしてみてくださいね。
荒ぶる波を鎮め、愛する人を守り抜いた優しい神様が、きっとあなたの背中を力強く押してくれるはずですよ。
私たちも、あなたに素敵なご利益と良いご縁が訪れることを、心から願っています!